apple banana orange

バッグひとつ、スニーカーを履いて。

クラスの女子。

自分のクラスというのは、もちろん僕が所属しているところだから、それなに愛着はあるし、連帯感を感じていた。だから恋愛事情に関しては、思うことがある。同じクラス内でカップルができるパターンが1番穏やかである。やっぱりクラス内ではすぐに知れ渡ってしまうのだが、公認カップル的な位置づけになるので、素直に祝福できる。イベントなどの時にみんなで取りはからったりとかね。だけど、クラスを越えた恋愛となるとちょっと複雑だ。。。男子が他のクラスの女子を射止めた場合、たいへん誇らしい。学園に並みいる強豪たちを抑えて、特にその女子のクラスで勉学を共にする、身近な男子たちを抑えて彼氏の座を得たというのは、大声で「ブラヴォー!!」と叫びたいくらい素敵な出来事だ。自分のクラスのメンバーにとっても、その女子は親戚的な扱いになり、特別待遇である。よくぞ、我々の〇〇くんの良さを分かってくれました!! と表彰してもいいくらいだ。さて、それならその逆はどうなのか? もうお分かりでしょう。自分のクラスの女子が他のクラスの男子とつき合うのは、モーレツにくやしい。他のクラスの男子がどんなに良い奴だとわかっても、毒牙にやられてしまった感は消えないのだ。あんなに清楚だった〇〇ちゃんは、もう帰ってこないのだ。きっとあんなことや、こんなことをされて、、、、うわーーーーー!! カムバック!!僕らがもっとカッコ良くなるから、どうか戻ってきてくれ。人間にとって、所属っていうのは、大事ですね。所属によって、元気が出たり悩んでみたり。でも我々人間が作ったものですから、それは絶対的なものではないんですよね。