apple banana orange

バッグひとつ、スニーカーを履いて。

丁寧は最善

冷静に見ていて、ゆっくり動いているように見えるのに、止められないことがある。気持ちはそれを止めたくて仕方がないのに、なぜか身体が動いてくれない。スターバックスでホワイトモカを作ってもらい、自分の座席に持って行った。トレイを机に置こうとした時、トレイの上をホワイトモカのカップが滑り落ちてパッシャーンとこぼれてしまった。ぐらりと揺れたのは、ゆっくり見えていた。カップが空中を飛ぶのも、ふわああああああん、とゆっくり見えていた。それから白い液体が、ぱしゃしゃしゃしゃしゃしゃと、広がっていった。そして、「ああーーー!!」と言った瞬間から、時間はまた普通に動き出す。しばらく茫然自失。。。反応が間に合わないのは、いつも決まって予期していない出来事に対してだ。無意識にでも心構えがあれば、手は伸びているはず。(でも、飲み物をこぼす心配は前からずっとあったといえば、あった。こぼれない飲み物なんてない)その失敗をしてからは、トレイに飲み物を載せるのをやめた。それが1杯のホワイトモカから得た僕の経験値。フードとドリンクは別々に机に運ぶ。丁寧安心安全確実。ところでネットワーカマグというものがあるんですね。気になる名前だなと思っていたのだけれど、どうやら名前の通り、インターネットをするときにパソコンの傍らに置いて安心して飲めるように、マグカップにふたがついている物のようだ。倒したとしても、被害は最小限になるはず。なにより、その名前だけで1個てもとに置いておきたい気がする。