apple banana orange

バッグひとつ、スニーカーを履いて。

南フランスのニース、エズ、そしてモナコに行ってきた。その2

シャガール美術館は入場が8ユーロだったが10人以上だと6.5ユーロになるようだ。周りを見回したが、一緒に入ってくれそうな人が10人もいなかったので普通に8ユーロで入った。パスポートを人質に預けると、日本語音声案内装置をレンタルしてくれる。無料。数人…

南フランスのニース、エズ、そしてモナコに行ってきた。その1

ニースのコートダジュール空港は夜は閑散としていてとてもさみしいのだが、街からとても近いのが心強い。ビーチにいても、空港で飛行機がどんどん発着しているのが見える。車で10分から15分くらいといったところだ。西隣には CAP3000 という大きな商業施設が…

内側の美学

結婚指輪に石がついていないからといって、それがプレーンなリングであると決めつけるのはちょっと待ったほうがいいと知った。リングというのは内側にも石を埋め込めるんだ。どんな石だろう。ふたりだけが知っている秘密の石。色んな領域に内側の美学がある…

水のある景色

階段を上り終えると、人工の水路が広がっていた。背もたれのない石のベンチには、男の子と女の子がたくさん。淡いひかりを見ながら寄り添っていた。海のない町に生まれた僕なのに、穏やかでたくさんの水をみるとなんだかとても安心して優しい気持ちになるの…

なぞる

誰かの人生をなぞって生きようとしていないか?というような文章をどこかで目にした。あいにく、それがどこだったのか今は思い出せないんだけれど、今日はなんだかそれが腑に落ちるような気がする。憧れるのは全然悪くないんだ。ただ、影響されすぎて合わせ…

関心のない家電

僕はパソコンが好きだから、自分の好みのメーカーも知っているし、そういったものを買って喜んでいるわけなんだけれど、意外と関心の無い人も多そうだぞ、ということを感じている。 学生さんに訊くと、ウインドウズだけど、メーカーはわかりませんとか、スマ…

マジカルボイス

マイベストソング2013〈今年の1曲でiTunes Cardを当てよう! 私のマイベストソング2013♪〉を書いてみようと思う。 ヒーロー supercell Anime ¥250 provided courtesy of iTunes ボーカロイドの曲でスーパーセルというバンドを知って、良い曲が多いなぁと感じ…

お金のちから

お金のちからで傷ついた人は、お金のちからで人を傷つけるのだろうか。怒られながらも働いて、怒られて働いて、ようやく給料を手にする。その給料に怒りを乗せて使うこともできるだろう。「しっかりしてくれよ、こっちは金払ってんだよ!?ふざけるな」店員…

仕方ないで済ませたくないなぁ

機械みたいにならざるを得ない社会の仕組みを、ちょっと悲しいなと思う。面接に行くと、テープを再生したかのように完璧で、抑揚がなく平坦で、でも聞き取りやすい説明をしてくれる人たち。僕はいつも元気に喋り過ぎてしまうから、面接は全部落ちる。入社し…

愛することと愛されること

愛することにすっかり疲れてしまった。愛が無尽蔵に湧いてくると勝手に思い込んでいて、でも実はそれは母などからもらっているからこそ、手元にあるわけだ。愛は自分の中に保存しておけるものだろうか。ある程度はできるかもしれない。でも基本は、お金のよ…

お金の価値

お金のほんとうの価値について、ぜんぜんわかっていなかった。示された価格分のお金を払えば、品物が手に入る。それはもちろんわかっていたんだけれど、誰かが差し出すお金には、それぞれ目には見えない重さがある。接客業のバイトをしていたとき、普通にお…

自転車の居場所

アイボリーの自転車を買ったので、よく乗っている。時には車も運転するし、歩道を歩いたりもする。いろんな立場になってみるとわかるのだが、今の街は自転車の居場所があまりなくて、けっこう肩身が狭い思いをしながら走らなくてはならない。歩いていると自…

村上春樹さん公開インタビューin京都大学

先月のことになるけれど、京都大学での村上春樹さん公開インタビューに行ってきた。もちろん保証なんてなにもなかったわけだけれど、なんとなく当選するような気がしていた。少なくとも、当たっても良いくらい村上さんのことをずっと好きで生きてきた。抽選…

日本で仕事をするということ

就職の面接で、履歴書を見てもらうと、「で、どうしてこういう職歴なの?」と言われる。テレビ局で働いたり、小売りだったり、大学職員だったり。僕は脳に障害があって、その時々でできる精一杯のことをやってきたつもりだ。だから受け入れてくれる会社を渡…

その後、どうなりました?

予測できるような気がする毎日でも、やっぱりわからないことはたくさんある。バス停でバスを待っていたところ、話しかけてくる人がいた。よくあるのは、どのバスに乗ればわたしの希望の場所へ行けるのか? というものだと思う。日本語の場合もあるし、英語の…

クラスの女子。

自分のクラスというのは、もちろん僕が所属しているところだから、それなに愛着はあるし、連帯感を感じていた。だから恋愛事情に関しては、思うことがある。同じクラス内でカップルができるパターンが1番穏やかである。やっぱりクラス内ではすぐに知れ渡っ…

会社のこころ

世界には、たくさんの会社があって、あんな人やこんな人が所属している。会社には、何か目的がある。それは、靴を作って売ることだったり、お菓子を製造することだったりね。そして、中心となるポリシーは、その会社を作った人の考えが大きく反映されて受け…

ヘッドフォン女子

ヘッドフォン女子はなんだかとてもいい。小柄なのに、大きな物が頭にくっついているギャップがかわいい。荷物になっても、いい音が聴きたいという主張にも見えるし。あの子と音楽の話したら楽しいだろうなーと思わせてくれるきっかけにもなる。イヤフォンだ…

楽しくったって

楽しくったって、仕事はできるっていうのは、本当だと思う。仕事は無駄なく、集中して力を注ぎ込むのはもっともなんだけれど、厳しいのが仕事というのが、基本にしみ込んでしまうとなんでもかんでもそれがベースになってしまって、きつかったり、冷たい口調…

マイスペース

バッグを持つっていうのは、外出するときに、身体の近くに落ち着ける、小さな空間を持って歩くことなんだな。バッグの中を見ると、使い慣れたものたちが入っている。どこにでも持って行って、少なくともその中は自分だけの空間。車は、バッグよりもうちょっ…

丁寧は最善

冷静に見ていて、ゆっくり動いているように見えるのに、止められないことがある。気持ちはそれを止めたくて仕方がないのに、なぜか身体が動いてくれない。スターバックスでホワイトモカを作ってもらい、自分の座席に持って行った。トレイを机に置こうとした…

短いデニムパンツのポケット

羽海野チカさんのコミックについてきたフリーペーパーをたまたま読んで、そうだよね、と思い出したんだけれど、女の子の短いデニムパンツで、ポケットの袋が垂れ下がっているものがある。 最初はよくわからなくて、これはいったい何だろう? と思っていたん…